●兵庫県多可町長・戸田善規(とだよしのり)さんのこと

 平成19年7月初旬に緑風会第2の3名で関西方面を視察しました。最終日は単独で各々が視察したい場所を尋ねる日程を組むこにし、私は平成17年11月に3町が合併して生まれた兵庫県多可郡多可町役場を訪れ、市町村合併の苦労話を聞いてきました。詳しくは「緑風会」のホームページに視察報告を掲載してありますので(緑風会ホームページへ)そちらをご覧ください。


 ところで私がこの町を選んだのは、新たに就任された戸田善規町長には、国会勤務時代にお世話になり、いろいろとご指導をいただいた間柄だったからです。私の尊敬する戸田さんがどんな町政運営をされているのか、実際に視てみたくて、ご多忙の中を時間を割いていただいたのでした。
 戸田さんは、元衆議院議員・故 塩田晋(しおたすすむ)先生の(政策担当)秘書で、塩田先生が初当選された昭和54年の選挙のお手伝いのため、私が兵庫県に貼りついた時に、加古川の事務所でお会いして以来のお付き合いです。初めて遭ったときには、政策や選挙運動のすべてを知り尽くし、こんなに頭の切れる人がいるんだと衝撃を受けたものです。

兵庫県多可町長・戸田善規さん
兵庫県多可町長・戸田善規さん(右)と


 私が敬愛してやまなかった塩田先生は、私が厚生労働政策を担当していたときの社会労働委員でしたから、戸田さんとは政策立案や国会質問の準備など一緒に仕事をさせていただきました。戸田さんは秘書の仕事をしながらも社会保険労務士の資格を取得されるなど大変な努力家で、故郷である兵庫県で経営コンサルタントや、加美町(人口7000人)の町議会議員などを務められ、平成12年に加美町長になり、平成17年加美町を含む3町の合併により誕生した多可町の初代町長に就任されたのです。町長選では一番人口の大きい(1万1000人)旧中町の町長との一騎打ちで、心配されましたが、フタをあければダブルスコアだったそうで、旧町長時代の実績や、戸田さんの人柄が高く評価された結果なのでしょう。


紙漉き


ラベンダー畑


フロイデン八千代

多可町は北播磨に位置します。国鉄改革で鉄道が閉鎖されたため、最寄り駅はJR加古川線の西脇市駅で、役場はそこからバスで30分位のところにあります。役場でお話を伺ってから、町長車に乗って町内を案内していただきました。

旧加美町には質量ともに日本一といわれた「杉原紙」発祥の地です。皇居で行われる歌会始で詠まれる御歌は、この和紙に書かれるそうです。今も昔ながらの技法をそのままに漉き続けられている杉原紙研究所では、生まれて初めての「紙漉き」を体験しました。

 戸田町長には、広大な土地を利用して本州一のラベンダー畑をつくりたいという構想があり、品種や土や肥料などを工夫しながらラベンダーを実験的に栽培している農園が旧加美町にありました。戸田さんらしいロマンティックな構想です。

 旧八千代町には保育園や農協支店の跡地を改修・利用した「田舎のコンビニ」といわれる「マイスター工房」があります。ここの「巻き寿司」は有名で開店前から長い列ができるほどで、マスコミにも良く取り上げられるそうです。私が行ったのは夕方だったため、残念ながらもう残っていませんでした。
また八千代には滞在型の市民農園である「フロイデン八千代」がありました。都会の人たちにロッジつきの農園を貸し出す民間の施設で、きれいに整備された70区画はすべて埋まっており、ここにも「広い土地をうまく利用する」という発想が生きていました。

 戸田さんはまた、「ふるさと納税」と似たような構想を以前から温めており「頑張る地方応援税」を総務省から呼ばれて提案してきたとのこと。実は私も昔「ふるさと住民税」を民社党時代に記者発表したことがあって意気投合しました。市川市とは人口も産業構造も違い、比較して行政を考えることはできませんが、ふるさとに帰り、夢の実現に努力する町長の姿は、国会議員などにはとても得られない充実感を感じているようでした。今後の戸田町長の活躍に期待したいことしきりです。


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