荒木詩郎


2月議会を開催 予算案など41の議案を可決

 市川市議会2月定例会が、2月15日(水)から3月15日(水)まで開催され、市川市より提出された平成29年度一般会計予算案など41件の議案は、いずれも可決・成立しました。2月議会は年4回開催される定例会の中でも一番重要な議会で、市長が施政方針を、教育長が教育行政運営方針を述べ、新年度の予算案などの重要案件が審議されます。
 市川市の本庁舎を建て替えるため今年5月から南八幡の仮本庁舎に移転することになっており、 38年間使用され、市川市の行政を見守ってきた現在の議場で開催される最後の議会となりました。
新しい市庁舎は平成32年の春ごろに完成・利用開始の予定になっています。

大久保市長が施政方針

  

議会の冒頭に、大久保市長が施政方針演説を行い、「これまで主軸としてきた『美しい景観のまちの実現』、『福祉の充実と生活の安定』そしてこれらを支える『行財政改革の推進』を新年度も基本方針として継続することとし、一貫性を持って施策を推進することで安定した市政運営を目指す」と平成29年度に臨む市政運営の基本方針を示しました。

全国の多くの自治体が財政の悪化で苦しむ中で、市川市は健全財政を維持しています。これは行財政改革を積極的に進めてきた大久保市長の功績によるところが大きいと思われます。市政戦略会議の設置による事業仕分けの実施、公共施設の民営化、受益者負担の見直し、部や課の削減と職員数の削減、給与制度の改革などの行財政改革が進められてきました。その結果、財政の健全化は図られましたが、駐輪場やスポーツ施設の使用料を値上げするなど、市民からの不満も聞かれているところです。これについては、大久保市長を応援して誕生させた経緯もあり、反対はしませんでしたが、もっとていねいに説明して提案をして欲しかったと思っています。

市川塩浜駅前のまちづくりと砂浜の再生については、地権者の合意が整い、土地区画整理事業の施行認可申請をようやく県に行うことになり、民間事業者から活用方法を公募するなど具体的な事業が動き出すことになりました。

新年度予算は一般会計1,448億円、2.8%の増で3年連続で過去最高を記録する予算規模となっており、特徴としてあげられるのは、待機児童解消のために保育所を新設することや、市川市出身の金井宣茂さんが今年秋から宇宙ステーションに滞在する機会にイベントを開催すること、行徳の歴史を活かしたまちづくりを進めるため旧浅子神輿店を改修して周辺環境も整備することなどです。

私の居住する塩浜4丁目関連では、塩浜市民体育館を改修して、災害のときに安心して避難所として利用できるようにすること(3億2,800万円)や、市民体育館から塩浜橋までの自転車専用レーンを整備するため6月頃から道路改良工事を行うこと(4,000万円)、 塩浜学園新校舎建設のための設計事業を行うこと(1億2,000万円)などがあります。

大久保市長の施政方針、田中教育長の教育行政運営方針と来年度予算編成については、概ね評価していますが、私からも言いたいことがあり、所属する会派である『創生市川第3』を代表して質問いたしました。

荒木詩郎の代表質問

2月議会の代表質問はテレビ中継が入ることもあり、1回目の質問は議席からではなく、登壇して行わなければならないなど、年4回の代表質問の中でも特別なものと思っています。私は次のような質問を行いました。以下、その内容をご報告します。

施政方針につい

大久保市長に2期目最後の年を迎えるにあたり2期8年間をどう総括しているのかを聞いたところ、「大久保カラーは何かと問われれば、行財政改革こそ大久保カラーである」との答弁がありました。私は、行財政改革を推進していくという市川市の方針は正しいと思っていますが、市民生活に必要な公共投資をもっと積極的に進めていく余地はあると主張しました、市長は市債を106億円削減したと成果を強調しましたが、財政指数を見ると市川市の公債費負担比率は7.5%で、790都市の中で33番目に良い数字になっており、これは15%を超えると黄信号、20%を超えると赤信号といわれている中で、10%位まで上がってもまだ健全な数値といえるのです。市債を削減するのではなくむしろ発行することで、老朽化した施設の改修などもっと先行して投資する余地はあると思っています。

教育行政運営方針について

アメリカの労働省の調査では、今日小学校に入る子供が大人になって就く仕事の65%はまだ存在しない仕事だと予測しています。IT技術の発展などにより就労形態が変わっていく中で、時代の変化に対応することのできる逞しく生きる力を育む教育をするべきではないかと市川市の対応を尋ねました。教育長から「各教科をなぜ学ぶのか、それを通じてどういった力が身につくのか、子供の学びに向かう力を引き出す」「子供たち一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、前向きに受け止め、自らの将来を切り拓こうとする姿勢をつくる」という教育理念が示されました。私もその通りだと思います。その理念で市川市の教育を行ってほしいと強く要望しました。

平成29年度予算について

野鳥観察舎から塩浜橋を渡り、猫実川、三番瀬護岸、行徳近郊緑地を周回する南行徳水辺の周回路について質問してところ、市川市からは「7キロメートルのうち塩浜護岸部約1,700メートルなどを除き概ね完了している」との答弁がありました。この認識はまだ市民とは大きくかけ離れており、誰もが安心して通行できるような周回路にするよう市川市に強く求めました。塩浜市民体育館の改修にあたっては、トレーニング室の空調を動かすのに、全館の空調を動かせねばならないような無駄な改修は行うべきではない、エレベーターもスピードが遅すぎると注文しました。市営住宅課も福祉部におくのではなく街づくり部において、住民の視点に立った地域づくりをするように強く求めました。

 

過去の議会報告

28年度     12月定例会 9月定例会 6月定例会
27年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
26年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
25年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
24年度 2月定例会  平成25年度予算賛成討論 12月定例会 9月定例会 6月定例会
23年度         2月定例会 
  24年度予算 12月定例会 敬老祝金支給条例改正案 9月定例会 6月定例会
22年度   2月定例会
  23年度予算要求回答 23年度予算措置要求 12月定例会 9月定例会 6月定例会
21年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会 5月臨時会
20年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
19年度 2月定例会 9月定例会 臨時会・6月定例会 12月定例会 2月定例会
18年度 12月定例会 総務委員会視察
(佐賀・長崎・大宰府)
9月定例会 行徳臨海部特別委員会視察 6月定例会
17年度 2月定例会 18年度予算要望に対する市川市からの回答 12月定例会 9月定例会 6月定例会
16年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 市営住宅審議会 6月定例会
15年度 2月定例会 12月定例会 決算審査特別委員会 9月定例会 6月定例会
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