荒木詩郎


12月議会を開催 37の議案を可決

 市川市議会9月定例会が、12月2日(金)から12月14日(金)まで開催され、市川市より提出された条例案14件、補正予算案4件を含む37件の議案は、いずれも可決・成立しました。この中には、「まちかど健康サロン設置管理条例」を廃止して、この場所を地域ケアシステムの拠点を拡充するための議案、塩浜学園の校舎整備するための基本設計・実施設計委託料1億2000万円を計上した補正予算の提案なども含まれています。特に気になるのは、生活保護受給者が増加したことにより、3億4000万円の増額補正を余儀なくされたことです。高齢化の影響による福祉予算の増加はこれからも続きそうな気配です。

荒木詩郎が代表質問

 12月議会では6月に続き、会派を代表しての代表質問を行いました。以下、その内容をご報告します。

来年度予算の骨格をどう定めるのか

 すでに平成29年度に向けた予算編成方針や制度拡大を伴う事業、新規事業にかかわる市長・副市長のプレゼンテーションは終わっているはずである。来年度予算の骨格を占める重点施策の動向、基本的な考え方についての見解を伺う。9月議会で議決された平成27年度決算審査を踏まえ、来年度予算編成にどう臨むのか。また年々、行徳支所の権限・財源が縮小しているように感じるが、その妥当性について伺う。

 来年度は、市長2期目の最終年度にあたることから2期目の公約の進捗を点検したがおおむね順調に進めることができた。来年度は総まとめの年となることから、之まで推進してきた施策や事業の完成、進捗に重点を置き、これまで主軸としてきた「美しい景観のまちの実現」、「福祉の充実と生活の安定」これらを下支えする「行財政基盤の強化」という基本方針を堅持したものとなっている。

 平成27年度決算は、市税収入が過去最高となり、地方消費税の税率引き上げもあり歳入面では大幅な増額となった。歳出面では、扶助費において私立保育園の保育委託料や障害者支援費が増加となり、普通建設事業費も庁舎整備事業の進捗により大幅な増加となった。結果として、歳入の伸びが歳出の伸びを上回ったことにより財政状況が改善され、「経常収支比率」など全ての財政指標において改善となり、ここ数年来の決算の中でも健全な財政状況であったといえる。これらの状況を踏まえ、改めて「平成29年度予算編成方針」の中期財政計画を作成し、財政需要を推計して予算編成に臨んでいる。

 行徳支所は市民南部の住民にとり欠くことのできない身近な存在である。組織体制について、行徳支所で判断できないものを本庁で再度確認するなど2重行政になって、かえって時間がかかっていることもあったので一部見直しを行った。見た目には権限が縮小したように見える部分もあるかもしれないが、必要な予算などは確保しており、住民サービスの機能を後退させてはいないと考えている。

市長が公約に掲げた塩浜駅前・護岸の整備は?

 大久保市長は選挙時に配られた選挙公報に「塩浜駅前・護岸整備」と掲げられていたが、施策が不十分なのではないか。

答 市川塩浜駅前の再整備事業は、先般事業化に目処がたち、年度内に千葉県に事業施行認可の本申請を行う予定である。認可が予定通り進むと来年度に造成工事に入ることになる。「塩浜護岸」の整備については、塩浜2丁目護岸約1100メートルのうち現在までに900メートルが完成し、残る200メートル区間は平成29年度の完成に向けて工事が進められている。ただし、親水空間の整備としては充分ではなく、一部を階段式護岸として整備しているが大部分は立入できない状態になっている。今後は土地区画整理事業に合わせて護岸管理用の通路の整備を行い、市民が海辺に親しめる空間として活用することができるよう、県と協議調整を進めている。石積護岸の親水性や、人工干潟について、県の責任で事業化するよう平成29年度も引き続き、粘り強く県に働きかけていく。

塩浜学園新設にあたっての防災機能は?

問 1年生から9年生まで一緒に学べる義務教育学校の新校舎の建設は、文教都市市川にふさわしい、時代を先取りした、22世紀をも見据える新校舎とすべきであるが、防災機能を充分に備えた新校舎となるのか、見解を伺う。

 災害発生から避難所の解消までの期間を4段階、「救命避難期」「生命確保期」「生活確保期」「教育活動再開期」にわけ、それぞれの期間に対処できるような校舎としたいと考えている。

避難所となる屋内運動場にスロープの設置等バリアフリーを確保する。耐震基準に基づいた校舎や屋内運動場の耐震性を確保する。防災倉庫に飲料水や食料、毛布等の物資を貯蓄する。高齢者や障害者の使用に配慮した洋式トイレの設置と、車椅子の方が使用できる多目的トイレの設置を検討する。屋内運動場には、避難場としての使用を想定し、情報収集用にテレビアンテナを設置する予定である。救援ヘリコプターへの対応として屋上にヘリサインを施すことを検討している。高齢者や障害者等の避難生活に配慮した畳スペースを、屋内運動場の武道場を利用することにより設置し、プライバシーに配慮した更衣室の活用などを行う予定である。塩浜学園の周辺には、県立行徳高校や塩浜市民体育館の避難所もあるので、全体としてのバランスも考慮しながら、学校機能の再開について検討していきたい。

 

過去の議会報告

28年度       9月定例会 6月定例会
27年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
26年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
25年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
24年度 2月定例会  平成25年度予算賛成討論 12月定例会 9月定例会 6月定例会
23年度         2月定例会 
  24年度予算 12月定例会 敬老祝金支給条例改正案 9月定例会 6月定例会
22年度   2月定例会
  23年度予算要求回答 23年度予算措置要求 12月定例会 9月定例会 6月定例会
21年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会 5月臨時会
20年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
19年度 2月定例会 9月定例会 臨時会・6月定例会 12月定例会 2月定例会
18年度 12月定例会 総務委員会視察
(佐賀・長崎・大宰府)
9月定例会 行徳臨海部特別委員会視察 6月定例会
17年度 2月定例会 18年度予算要望に対する市川市からの回答 12月定例会 9月定例会 6月定例会
16年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 市営住宅審議会 6月定例会
15年度 2月定例会 12月定例会 決算審査特別委員会 9月定例会 6月定例会
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