荒木詩郎


9月議会を開催 22の議案を可決

 市川市議会9月定例会が、9月2日(金)から9月29日(木)まで開催され、市川市より提出された「市川市八幡市民会館の設置・管理に関する条例」「一般会計・特別会計補正予算」など22の議案が提出され、いずれも可決・成立しました。また平成「27年度一般会計・特別会計決算」が、決算審査特別委員会の審査を経た上で、本会議で認定されました。また、問題となっていた政務活動費の使途について設置されていた特別委員会(「100条委員会)の委員長からの調査報告書を可決しました。この件について、小泉文人議員に対し「責任の取り方を示すよう要請する決議」など2件、青山博一議員に対し「議員の職を辞するよう求める決議」1件が全会一致で可決されました。

27年度決算を認定 29年度予算に審査結果を反映!

 自分の市町村の財政の実態を知るためには、決算を分析・検討することが必要です。市川市の平成27年度決算では、財政の健全化比率を示す各種財政指数(財政力指数・経常収支比率・交際費負担比率)を見ると、健全財政が維持されていることがわかります。特に財政の硬直度合いを示す経常収支比率が近隣市と比べて改善度合いが大きくなっており、全般的に良好な財政運営が維持されていると判断できます。一般会計の歳入総額は1392億4500万円で前年度に比べて56億9000万円増加しています。これは経済情勢の好転に伴い、市民税や固定資産税が増加したことや、消費税率の引き上げにより地方消費税交付金が増加したことなどが主要因になっています。収入未済額が18億円台まで減少したことは、真面目に市民税を納めていただく市民の皆様のお力によるものだと思います。また歳出総額は約1340億9800万円、3.7%増加しています。歳出の主な特徴は待機児童対策として571名分の増員、都市計画道路3・4・18号線の開通、塩浜小、塩浜中を小中一貫校にした義務教育学校『塩浜学園』の誕生などがあげられます。

  市川市議会では平成22年から9月議会に特別委員会を設置して、会期中に委員会で決算を審査し、会期最終日の本会議で認定するように改められました。これは私の主張が認められたものです。過去の市川市議会では9月議会終了後の10月中に特別委員会を開いて閉会中に決算を審査して12月議会で認定するという仕組みになっていましたが、12月には翌年度の予算編成作業はほとんど終了していて、せっかくの決算審査が翌年度の予算に反映されないことになってしまうからです。この仕組みの変更は、私は大きな議会制度改革であったと自負しています。
決算審査特別委員は毎年委員が交替し、42名の議員が任期4年のうち1度限り委員を務めなければならないことになっています。私は昨年度にやってしまいましたので、委員にならなかったのですが、議会最終日の委員長報告では、報告の最後に「特別委員会の審査の過程で行われた各委員の指摘、意見等を十二分に踏まえ、平成29年度予算編成にあたるよう要望した」との報告がなされ、これを議会が議決の上認定しました。市川市は決算審査特別委員会で行われた委員からの指摘、意見を来年度予算に反映しなければならない義務があるわけです。委員会審議をどのように来年度予算に反映されるのか今後検証していくことが、議会の努めであると思っています。

9月議会での荒木詩郎の一般質問(概要)

●総合防災訓練は年々進化していかねばならない!

私はこれまでの一般質問で何回か災害対策について質問し、防災訓練は実践的なものでなければならないと主張してきましたが、今回は総合防災訓練について市川市の見解を求めました。
「実践的な訓練」と称して今年で3回目となる市川市総合防災訓練について、昨年度と比較してどのように訓練内容が改善されたのか市の見解を求めたところ、「今年度新たに、タブレットによる被災状況などのデータ通信訓練、避難所のダンボールの間仕切りや畳の体験、受水層災害時水栓の取扱訓練、防災倉庫の移動、避難所の表示(懸垂幕)の大型化、地域特性に合った被害想定による無線交信などを実施した」との答弁がありました。毎年総合防災訓練を行うのであれば、年々その内容を検証して、より実践的なものに進化していかなければならないと思っています。その意味で1年前に私が指摘した点も含めて、市川市の訓練が改善された点は評価しました。しかしなお、「防災倉庫を4階から2階に移動したというのは不十分であり1階にすべきであるし、すべての拠点の防災倉庫をしっかりと整備すべきである」「懸垂幕の大型化は39拠点のうち13拠点に過ぎず、全拠点に整備すべきである」「タブレットによるデータ送信は一歩前進だが、これにも地域特性に合った被害想定を導入すべきである」と、問題点を指摘しました。この他にも防災備蓄品と避難住民の数との整合性の確保や、市の防災倉庫にある備品内容の市民への周知など改善すべき点がまだあり、これらについてもしっかりと対応するように、市川市に求めていきたいと思います。

●市民が水に親しめる南行徳水辺の周回路に!

市川市が進めている「南行徳水辺の周回路構想」の進捗状況と今後の方針を聞いたところ、4年前に私の行った質問に対する答弁と、全く同じ答弁が返ってきました。4年間何もしていなかったということです。そこで改めて市民が安全・快適に利用できる周回路の環境整備、特に丸浜川左岸のサクラ並木の遊歩道の整備、塩美歩道橋の環境整備、行徳近郊緑地の万年塀(コンクリート塀)のネットフェンス化などを早急に実現するように求めました。

●自転車駐輪場を利用しやすく、整理員の職場環境の改善を!

 駅前にある放置自転車対策として市川市が整備している自転車の駐輪場が全面的に有料化されました。自治体の施設を利用する市民からある程度の使用料を市が徴収するのは止むを得ませんが、そうであるならば、これを維持管理している市川市が、市民が利用しやすい駐輪場にするべきであり、自転車整理員の皆さんの働きやすい職場環境とすべきであると、市川市に強く求めました。例えば市川塩浜駅前の第2駐輪場はたくさん駐輪スペースが空いているにもかかわらず、定期利用だけしか認めていないため、1回利用しようと思ってもすることができません。また整理を委託されているシルバー人材センターの整理員は、高齢にもかかわらず、整理員の小屋は狭く、水道、トイレ、庇などもないところがあり、その改善を求め、市川市も改善を約束しました。

 

過去の議会報告

28年度         6月定例会
27年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
26年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
25年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
24年度 2月定例会  平成25年度予算賛成討論 12月定例会 9月定例会 6月定例会
23年度         2月定例会 
  24年度予算 12月定例会 敬老祝金支給条例改正案 9月定例会 6月定例会
22年度   2月定例会
  23年度予算要求回答 23年度予算措置要求 12月定例会 9月定例会 6月定例会
21年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会 5月臨時会
20年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
19年度 2月定例会 9月定例会 臨時会・6月定例会 12月定例会 2月定例会
18年度 12月定例会 総務委員会視察
(佐賀・長崎・大宰府)
9月定例会 行徳臨海部特別委員会視察 6月定例会
17年度 2月定例会 18年度予算要望に対する市川市からの回答 12月定例会 9月定例会 6月定例会
16年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 市営住宅審議会 6月定例会
15年度 2月定例会 12月定例会 決算審査特別委員会 9月定例会 6月定例会
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