荒木詩郎


9月定例会を開催

 市川市議会9月定例会が、9月4日から10月2日まで開催されました。市川市から提出された条例案・予算案など36件の議案はすべて可決・成立しました。この中には、マイナンバー制度を導入するために必要な条件を整備するための「個人情報保護条例」の改正や、これまで市が行ってきた「1%支援制度」を見直して新たな補助金交付・基金を設置するための条例の制定、市営駐輪場の使用料の額を改定するための条例の改正や、道路や学校など老朽化した施設の修繕費などを増額するなどを含む平成27年度補正予算などが主なものとして入っています。また平成26年度予算の執行状況をとりまとめた平成26年度決算も、審査の上認定されました。

 

健全財政を維持   平成26年度決算

 9月議会では、決算審査特別委員会が設置され、平成26年度決算が審議されました。
 私が初当選した頃から市川市議会では、9月議会終了後に特別委員会を設置して決算を審査し、その後の12月議会にその結果が報告され、本会議で認定する仕組みがとられていましたが、「これでは、決算を議会が認定する12月にはすでに翌年度の主な予算編成方針が確定されていて、議会の決算審査結果が予算編成に反映されないではないか」と私が強く主張してきた結果、平成22年の9月議会から特別委員会を設置して9月議会中に決算の認定を行うようになったのです。

今年の決算審査特別委員会には私も委員として決算の審査に加わりました。
財政基盤の強さを示す財政力指数は0.998で、1.0を下回ったため、3年連続で国から普通交付税を受ける交付団体となりましたが、依然として高い水準を維持しています。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は94.9で市川市の財政で一番の弱点となっています。生活保護者数の増加などによる扶助費が大きな圧迫要因となっているのですが、人件費抑制などの行財政改革を引き続き積極的に進めていく必要があります。市の借金を返済する財源にあてられた公債費負担比率は15%が警戒ライン、20%が危険ラインといわれていますが、25年度と比べて0.4%減の9.2%であり、将来借金で財政が圧迫される心配のないことがわかります。市債残高も25年度末より約28億円減の約963億5千万円で、一般会計歳入総額1335億円を下回っており、住宅ローンに例えるなら、ローン残高が年収総額よりも低いという健全財政を維持しています。

 健全財政を維持し、無駄な経費は削減しつつも、「何もしない方が良い」という行政にありがちな体質は正して、市民のために必要な予算はしっかりと確保し、福祉の向上、生活環境の改善を図っていくことが重要です。老朽化した道路の改修や、バリアフリーの拡充など、市民の皆様の声を聞きながら、より良い市川市づくりにこれからも取り組んでまいります。


9月議会での荒木詩郎の一般質問(概要)

地方創生に積極的に対応せよ〈行政改革〉
 政府は『地方創生』を推進するため、今年6月に『地方版総合戦略』を策定し、地方自治体にもそれぞれの『総合戦略』を策定するよう努力するように求めてきており、市川市も今年度中を目途にその策定作業を進めています。この背景には、昨年5月に日本創生会議が「消滅可能都市896のリスト」という衝撃的な発表を行ったことがあります。1718ある市町村のうち半数がなくなってしまうというのです。幸いなことに市川市はこのリストには含まれていませんが、市川市も少子高齢化が急速に進行しており、特に行徳や南行徳の南部地域は、今後20年間に「30代から40代までの子育て世代が約4割減少」「年少人口も5割近く減少」「65歳以上の老年人口は8割近く増加」すると予測されており、他の地域と比べ人口構成が大きく変化することがわかっています。「計画策定に市川市らしい特徴を出すとすれば、南部地域の街づくりをどう進めるか、明確なビジョンを示すべきである」と市川市に注文をつけました。

いざという時に役立つ防災対応を求める〈総合防災訓練〉
8月30日に市川市は各小学校ごとに総合防災訓練を一斉に実施しました。私が視察した塩浜学園(小学校)の内容を踏まえ質問しましたが、「上層階に防災倉庫が位置している場合、備蓄品を利用する上で困難が伴うと認識しており、実情に応じて改善していきたい」「これまで避難所の開設を示す看板がなかったため今回はじめて懸垂幕を作成したが、(小さくて見えない・数が少ないとの指摘に)訓練の結果を踏まえ検討したい」「防災倉庫の備蓄品のうち賞味期限や使用期限のあるものについては、台帳管理や定期点検により適正な管理に努めていく」との市川市の答弁を引き出しました。

利用者の立場に立った運営を求める〈市川市斎場〉
最近の葬儀は、時代の変化とともに簡略化する傾向がありますが、どの場合でも火葬だけはしなければなりません。市川市斎場では、今年の7月から火葬終了後に炉の前で遺族立会いによるお骨の確認をすることをやめて、直接集骨室に案内するようになりました。市川市にその理由を聞いたところ、「利用者の要望にこたえて時間の短縮を図った」という答弁でした。そこで私は、「利用者の要望にこたえたのは良いが、遺族の中には、火葬炉からお骨を出すところを確認したいと希望する方もいるのではないのか。すぐ元に戻すことのできないのはわからないではないが、例えば参列者全員でなくても、主だった方々だけでも火葬炉の前に案内して、他の方々は集骨室にあとから行くような案内の仕方もできるわけであり、利用者の立場に立った斎場の運営を行っていただきたい。」と市川市に強く求めました。

 

過去の議会報告

27年度         6月定例会
26年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
25年度   2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
24年度 2月定例会  平成25年度予算賛成討論 12月定例会 9月定例会 6月定例会
23年度         2月定例会 
  24年度予算 12月定例会 敬老祝金支給条例改正案 9月定例会 6月定例会
22年度   2月定例会
  23年度予算要求回答 23年度予算措置要求 12月定例会 9月定例会 6月定例会
21年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会 5月臨時会
20年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 6月定例会
19年度 2月定例会 9月定例会 臨時会・6月定例会 12月定例会 2月定例会
18年度 12月定例会 総務委員会視察
(佐賀・長崎・大宰府)
9月定例会 行徳臨海部特別委員会視察 6月定例会
17年度 2月定例会 18年度予算要望に対する市川市からの回答 12月定例会 9月定例会 6月定例会
16年度 2月定例会 12月定例会 9月定例会 市営住宅審議会 6月定例会
15年度 2月定例会 12月定例会 決算審査特別委員会 9月定例会 6月定例会
すべての記事・写真・図表などの無断転載はお断りいたします。 Shiro Araki assembly member of Ichikawa city council  © 2012 All rights reserved