12月定例議会を開催 18議案が成立

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 市川市議会平成18年12月定例会が、11月29日(水)から12月14日(木)まで開催され、議員提出議案1件、市川市提出の平成17年度決算、平成18年度補正予算ほか17件の議案が審議され、いずれも可決・成立しました。

○「男女平等基本条例」全面改廃「市川市男女共同参画基本条例」が成立


 今回の議会は、市川市が全国から注目されました。4年前に議員立法で成立している「男女平等基本条例」を全面的に改廃する「市川市男女共同参画基本条例案」が議員提出され、賛成多数で可決・成立したからです。4年前には市川市と同様の条例が多くの自治体で制定されましたが、その頃から児童生徒の発達段階を踏まえない過激な性教育、ひなまつりや端午の節句の否定、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦などが学校現場で行われている事例が、次々に指摘されるようになりました。また男子校・女子校を廃止しようとしたり、公共施設のトイレの男女別表示を同色にしようとする自治体まで現れたのです。男女の違いを無視してごちゃまぜに教育することがいいことだという誤解に基づいた条例の運用が問題となりました。
 私は3年前の12月議会でこの問題を取り上げて、同じような考えを持っている議員たちと2年間かけて勉強して新しい条例案をつくり、ようやく今回の議会への提案にこぎつけました。私が25年間、国会で法案作成に携わった経験が、お蔭様で役に立ちました。
 成立した新条例には、「男らしさ、女らしさを否定することなく、互いにその特性を認めあい、尊厳を重んじる社会」「母親にしか成し得ない、子を産み、母性を持って子育てすることを大切にする」「父性と母性の役割を大切にし」「男女が平等に地域の活動に参画し、互いに協力していくことができる地域」「体育種目の選定、更衣など、学校行事に際して思春期の性別に配慮した教育」「心と体のバランスや生命の尊厳に配慮し、発達段階に応じて適切に行われる性教育」などの考え方が取り入れられました。
 1年生議員である私の言葉に耳を傾け、「過ちを革むるに憚ることなかれ」と4年前には賛成した条例を改めることに賛成してくれた先輩議員の皆様の度量の大きさとともに、私の所に全国から賛同の声が寄せられていることをご報告いたします。


荒木詩郎の12月議会での質問

○地方自治法 改正の意味を活かせ

 この前の国会で地方自治法の一部改正が行われました。地方分権の流れの中で、地方自治制度の弾力化を目指す方針の下に自主性、自律性の拡大をめざしたものです。
 今回の改正の一番のねらいは、来年4月から、助役制度を副市長制度に改めることです。総合的な女房役のような役回りではなく、専門性の高い、専門的な知識を持ったような形で一定の行政分野を責任持って担うというように、多様なトップマネジメントの在り方を考えることができるようになります。「市川市としてのトップマネジメントの在り方はどうあるべきなのか」と市川市の見解を質しました。
 市川市からは「検討中」という答弁しか来ませんでしたが、新しく誕生する副市長制度をどう活用していくのかは、これからの自治体の競争力が試される時代に重要な意味を持つと考えます。「助役」から「副市長」に名前を変えるだけではなく、法改正の意義が活かされるようにこれからも求めていきます。

○行徳文化ホールI&I 使い勝手が悪い・改善せよ

 平成16年秋に行徳文化ホールI&Iが開館して、行徳地域に住む市民の利便に寄与していることは嬉しいのですが、市民の方々が利用される中で、使い勝手が悪い、不便である、危険だなどの声があがっております。私も現場を見てみましたが、ホールの出口が後方になかったり、2階席の前3列は手すりがじゃまで舞台が見えなかったり、座席の番号の位置が見づらかったり、楽屋のトイレを後からつくったため、化粧前が一台使えない状態になっていたり、出入口の二重ドアの間隔が狭く、開けたとき廊下の灯りが中に入ってきたりと、不便な点がたくさんありました。すでにつくってしまったものですから、壊してつくりなおすわけにはいきませんが、改善できる点は改善するようにと、市川市の対応を強く求め、対応を約束させました。

○男女共同参画社会 新条例に基づき適切な運用を

 上記に記載の通り、市川市男女共同参画社会基本条例が制定されました。議会の意思を受け適切に対応するよう求めました。特に性教育について、親の教育権を侵害するような過激な性教育が学校現場で行われることの無いようにすべきだとの立場で、市川市の見解を質しました。