平成18年度予算要望に対する市川市からの回答

 私の所属している緑風会は、平成18年度予算編成にあたり、市川市に対して62項目の要望事項を提出していましたが、2月13日付で市長から回答書が寄せられました。
 その中から、特に私の関心の強い項目についての回答をご紹介します。回答の中には、前進するもの、もっと強く進めていくべきもの、住民との対話を必要とするものなどそれぞれですが、この回答をもとに、さらに要望実現に努力したいと思っています。


緑風会要望事項への回答(抜粋)

《総務委員会関係》
○既設老朽防犯灯の照度アップ

防犯灯は自治会の所有で、それぞれの地域性に合せた設置がされております。市では、自治会の防犯灯設置・管理に要する経費に対し支援をしておりますが、今後も引き続き老朽化等に応じ、従来の20W蛍光灯から高照度の42Wコンパクト型蛍光灯への交換を推奨し、更なる照度アップを図ってまいります。(地域振興課)

○行徳・南行徳地域の各自治会の単独集会所の設置
自治会集会施設の取得に対しては、建設や民間施設の借り上げ、或いは自治会等の共同利用、または公共施設の活用をも含め、引き続き拠点づくりの支援に努めてまいります。(地域振興課)
市民が、仲間と身近で手軽に利用でき、地域での交流を深めるとともに、さらに活発な地域活動が推進されるよう、公共施設の有効活用を図るなかで、地域でのふれあいの場を提供してまいります。(地域振興課)

○塩浜団地周辺の不法駐車対策の推進
ハイタウン塩浜団地は高層の集合住宅であり、火災時等に大型消防自動車(ハシゴ車等)の現場到着が、放置車両や不法駐車による交通障害で遅れることや、必要な停車場所が制限される等、消化活動に支障を来たすことが十分考えられます。又以前より、団地住民からも不法駐車についての対策要望が出ていることから、市におきましても、自治会等に協力を求め、団地周辺道路のパトロールを行うことや、管轄の行徳警察署に、駐車違反取締り強化をお願いすることで、不法駐車の撲滅を推進してまいります。
放置されていると思われる車両につきましては、定期的なパトロール等で確認を行い、早い時期に警察へ照会し、車両所有者の特定を行い、撤去可能な車両の速やかな撤去手続きを行っております。(地域整備課)

○ホームレス対策の推進
本市では、平成14年8月に施行されました「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に基づき、平成15年度より、各市に先駆け本市独自の自立支援モデル事業として、ホームレス巡回指導員の設置、ホームレス自立支援住宅の拡充、ホームレス結核・健康診断などの施策を展開し、現在までに29名を路上から救いあげてまいりました。
今後、平成17年4月に施行されました「市川市ホームレス自立支援実施計画」を基に、総合相談窓口の開設、支援者会議の設置、公的保証人制度の確立、就労支援システムの構築など、より具体的で、より効果的な施策を展開してまいります。(福祉事務所)


《民生経済委員会関係》

○乳幼児に対するインフルエンザ予防接種の無料化
予防接種につきましては、国が感染症の発生状況、ワクチンの有効性や国民の意識、社会情勢を考慮して法律で指定し、市区町村が実施義務を負うという形で実施しています。インフルエンザ予防接種につきましては、高齢者がインフルエンザに罹患した場合、肺炎併発などの重症化や死亡が社会問題化し、平成13年11月より予防接種法が一部改正され、新たな法定接種として本市においても実施しているところです。一方、乳幼児のインフルエンザ予防接種の実施につきましては、平成17年3月に厚生労働省から出されました予防接種に関する検討会中間報告によりますと、インフルエンザ予防接種の乳児への有効性は認められておらず、また、幼児における有効性も20%〜30%程度であり、定期予防接種の対象に位置づけて接種を勧奨するのは適当ではないとの報告がされていますことから、今後の動向を見守ってまいりたいと考えております。(保健センター)

○一人暮らし高齢者対策の充実
本市では、本人の希望により、一人暮らし登録を実施し、緊急連絡先等の情報を地区民生委員と市で共有し、地区民生委員は定期的に友愛訪問を行い見守っております。この他に緊急通報装置(あんしん電話)の設置や必要に応じた食の自立支援事業(配食サービス)など在宅福祉サービスの提供を行っております。今後も、より多くの一人暮らし高齢者を把握し、孤立しないよう地域の中で支えられるような体制づくりに努めてまいります。(地域福祉支援課)

○福祉行政の区割りを人口に合せて改善
福祉行政における区割りにつきましては、それぞれの所管課の事業内容に応じて事業の推進を図るために最適な区割りを設定しております。また、自治会等の地縁組織に関しましては過去からの地域の成り立ちやつながり等から、そのエリアを分けることがないように区割りを設定している所管課もあり、統一した区割りとはなっていないのが現状であります。
このように様々な区割りの設定があることから、区割りの変更につきましては、関係機関、関係各課、市民の意向等を十分に考慮して検討をする必要があるものと考えております。(保健福祉政策室)  

○少年野球専用球場の設置
少年野球場としては、野球場としての広さ、周辺の環境状況等、設置に必要な条件に適した休耕地等を、多目的広場としての活用を含め設置できないか検討してまいります。(青少年育成課)


《環境文教委員会関係》
○私立幼稚園の補助金の増額

18年度は、私立幼稚園園児補助金の補助単価を、満3歳・3歳児については、2,000円、4歳・5歳児については1,000円増額し、保護者の経済的   負担の軽減と公私格差の是正を図ります。(就学支援課)

○小中学校の耐震工事の早期実現
学校施設は子どもたちにとって、一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに災害時においては避難場所や災害対策拠点となる重要な役割を担っています。このため十分な安全性を備えたものでなければならないものです。学校施設の耐震改修事業は、平成15年度に実施した耐震診断の結果に基づき耐震補強工事を進めてきたところです。平成18年度については、4校5棟の教室棟の補強工事を施工します。この結果、平成18年度までに第一優先順位の15棟が完成し、平成9年度から実施した耐震補強工事は平成18年度末で24棟が完成となります。内訳としては、校舎が15棟、体育館が9棟となります。平成18年度は第二優先順位の施設の補強工事に着手するため、校舎棟3棟及び体育館3棟の設計委託を計上し、教室棟については設計と工事を合せたプロポーザル方式で行うために3棟分の債務負担行為を設定し順次進めてまいります。(教育施設課)

○小学校の改修、小破修繕費用の増額
学校施設の施設改修には多額な予算を必要とするため、大規模改修工事を計画的に実施しているところです。例えば、外壁改修工事、屋上防水工事などで老朽度を判断しながら実施しているところです。小破修繕については、児童・生徒の安全面を第一に衛生面、環境面にも配慮し、できるだけ学校要望に沿えるよう効率的な執行に努めてまいります。(教育施設課)

○コミュニティクラブ事業の充実
コミュニティクラブ事業では、従来の「遊び」をキーワードとした、子どもたちのための様々な体験活動や人と人との交流活動を更に充実させていきながら、子どもたちが主体的に関わる機会や場面を数多く設けております。子どもたちの活動やボランティアの運営がより機能的・機動的になれるよう、地域の実情・ボランティアの意向を踏まえ、小学校区においても組織の設置・活動の拠点づくりを進めてまいりたいと考えております。また、引き続きボランティア研修会を実施し、ボランティアの力量を高め合うとともに、意欲の向上を図ってまいります。更に、コミュニティサポートシステムの一環として、地域諸団体や学校と協力し合い、子どもたちの育成に関し、地域の中心的な役割を担いながら寄与してまいりたいと考えております。(地域教育課)

○太陽光・風力発電システム設置への補助拡大
本市では、新エネルギー利用の促進を図るため、市民が設置する住宅用太陽光発電システムに対し、費用の一部補助を行っております。18年度においても補助制度を継続して、市民による新エネルギー導入の拡大を図ってまいります。(環境政策課)

○行徳近郊緑地の緑地保全(川鵜対策)
行徳近郊緑地は、千葉県指定の鳥獣保護区でもあり、緑地の保全についても鳥獣の保護との調和を保って行うことが必要です。そこで、平成14年度にカワウ営巣用やぐらを試験的に設置し、その効果を検証してきました。その結果、「やぐら」が鳥類の保護と緑地保全の両立策として有効であることが確認されたことから、本格的な緑地保全策としての実施について管理者である千葉県に要望し、平成17年度に県がやぐらを設置したところです。今後も更なる整備を要望してまいります。(自然環境課)

○塩浜市民体育館にプールの建設
体育館にプールを設置することは、様々な用途に用いられている敷地や建物の構造等の問題から、現状での設置は難しくご理解いただきたいと思います。(スポーツ振興課)

○公民館の補修費の増額
公民館施設の老朽化により、市民の生涯学習活動に支障がきたさないよう施設の維持・補修に努めております。今後につきましては、施設の延命対策を図ることを目的に、全施設の劣化状況等を再調査したうえで、公民館施設再整備の計画作成に取り組んでまいります。(公民館センター)


《建設委員会関係》
○都市計画道路3・4・18号線未着工部分の早期着工と用地取得費の確保と充実

本年度は、昨年度に引き続き橋りょう工事を促進してまいります。なお、未買収地権者とは更に積極的に用地取得の交渉にあたります。また、予算につきましても、事業の進捗にあわせて確保してまいります。(道路建設課)

○都市計画道路3・4・13号線の建設促進
仮称妙典橋と原木インターへの接続道路である都市計画道路3・4・13号の市道0112号までの区間の事業につきましては、平成7年度から千葉県が事業着手に向けて必要な調査・協議等を実施し、外かん道路の整備に合せて作業を進めており、平成16年度より国庫補助事業として採択されました。現在の作業としては、江戸川の環境調査を継続すると共に、橋梁設計検討と用地取得のための事務を進めていると伺っております。また、市道0112号から原木インターまでの区間につきましては、外かん道路受け入れの際に付した9分類22項目の「7.交通」の中で整備促進を千葉県に要望している路線であることを踏まえ、今後も引き続き千葉県に整備促進を要望してまいります。(道路建設課)

○塩浜・南行徳駅間の都市計画道路0101号線脇の歩道整備、高低差、段差の解消・暗渠部分の蓋かけ
塩浜から南行徳駅間の都市計画道路3・2・8号(市道0101号)脇にある蓋かけ水路や開渠の水路は、将来的にはボックスカルバート等の暗渠化の整備と併せて歩道整備すべきですが、現在その水路整備計画が定まっていないため、歩道部の段差解消等を目的として平成17年度、高低差のある交差点付近の水路蓋の切り下げ等を一部行ったところです。今後も、この路線の歩道部の交差点付近や水路蓋の段差等の解消が図れるよう、取り組んでまいります。(道路建設課)

○住民が海と親しめかつ災害にも耐える塩浜地域の護岸整備及び市川塩浜駅周辺の都市計画の用途変更
市川市はこれまで一貫して、かつての豊かな海を再生し、市民の海を取り戻すことと、行徳臨海部の課題を解決し、市民と三番瀬が共生するまち、海を活かしたまちづくりを目指してまいりました。
現在、県は策定中の再生計画の先行事業として、塩浜2,3丁目地先の護岸改修に、今年度より着手することになりました。
今後は、塩浜2.3丁目の護岸の早期完成を要望するとともに塩浜1丁目護岸につきましても、県に対し早急な護岸改修を求めてまいります。
市川塩浜駅周辺再整備につきましては、「塩浜地区まちづくり基本計画」を策定し、貴重な自然環境である三番瀬を保全しながら、内陸部、臨海部と一体として良好なまちづくりを進め、人と自然と産業が共存して、将来とも安定的な地域社会の形成を目指しております。
また、市川塩浜駅周辺地区の企業も、経済環境にあった土地利用を図ることを目的に、地権者で構成されるまちづくり組織が活動しているところです。
したがって、市といたしましては、地元組織を支援し、三番瀬と行徳近郊緑地との連携を図り、市民に親しまれる海辺にふさわしいまちづくりを進めるとともに土地利用転換が誘導できる都市計画の手法等を検討してまいります。(行徳臨海対策課)

○塩浜地域の駐車場不足の解消
塩浜地域は、ハイタウン塩浜団地をはじめ市営塩浜団地などの集合住宅、及び県立行徳高校、市立塩浜小中学校などの学校施設が集中する地区であり、火災時等に大型消防自動車(ハシゴ車等)の現場到着が、放置車両や不法駐車による交通障害で遅れることや、必要な停車場所が制限される等、消火活動に支障を来たすことが懸念されます。また、これら放置車両にホームレスなどが住み着き、場所によっては人通りが少ないなど、地域住民からは地域の安全確保や防犯上の観点からも行政への各種要望が出されてきました。
併せて、当該地域は、民間の駐車施設の絶対数も少ないことも、こうした現況の一因と考えられることから、駐車場不足の解消も求められてきたところです。
そこで、目的となる建築物や工作物もなく、車両交通量の僅少な塩浜小中学校を囲む市道9392号の車道の一部を道路区域から除外し、これを普通財産とすることで地元自治会で構成される団体に貸付け、当該団体による駐車場運営を行うこととし、平成17年度に貸付けにふさわしい形質に整備し、賃貸借契約を締結することとしました。
平成18年度早々には供用開始できるよう努めてまいります。(地域整備課)

○塩浜橋横土手の遊歩道化促進と猫実川への歩道橋建設・塩浜橋の拡幅
丸浜川に接続している市道0101号の西側にある水路を横断する歩道橋の設置と、塩浜橋の南行徳4丁目側の歩道部の拡幅については、これまでの要望等を踏まえ、その2つの機能を備えた歩道橋の設置等が実現か検討を進める方針です。(道路建設課)

○公園、広場等の安全対策の強化
昨今の子供たちをめぐる不幸な状況を考えると安全対策を最優先に行う必要があます。公園緑地課としても遊具の安全点検に合せて、重要な課題として、公園の防犯パトロールを実施するとともに、周囲より見通しの公園整備、園灯の設置を引き続き実施してまいります。(公園緑地課)