9月議会を開催 25の議案が成立

 平成16年9月市議会定例会が、9月8日(水)に招集され、9月30日(木)まで開催されました。会期が他市の議会よりも長かったのは、会期途中に追加議案が上程されたことに加え、一般質問を行った議員が42人中32人と多かったことです。一般質問というのは、希望した議員に対して一人1時間の持ち時間で自由に質問する機会が与えられているものです。質問することがない議員はパスすればいいのですが、新人議員の積極性にベテラン議員たちも刺激を受けているようです。
 今回の議会では、行徳支所の駐車場を本庁前と同じように支所利用者以外にも有料開放する議案や、職員の55歳以上の昇給停止、私立保育園経営の民間委託など25の議案が市川市より提案され、すべて賛成多数で可決・成立しました。

○行徳地域に防災公園の建設を決定

 この議会で私が最も重要だと思ったのが、追加議案として提案された「都市公園を設置すべき区域の設定について」および関連する補正予算です。今井橋の手前、広尾2丁目にあり倒産した「石原製鋼所相之川工場」の跡地約3.9ヘクタールの土地を市が買い上げ、行徳・南行徳地域の防災機能を確保するために47億2000万円の事業費を投じて「広尾防災公園(仮称)」を建設することになりました。

 市川市には江戸川以北には今年春に竣工した「大洲防災公園」があります。私も地域の方々と9月11日(土)に見学してきました。この時の様子は私のホームページでも紹介していますが、1万人の避難者に対して3日間の飲料水が提供できるという広大な園内には、災害時にブースを組み立てて利用するマンホールのような非常用便槽や、かまどになるベンチ、テントが張れるパーゴラなど、あちらことらに防災用としての工夫がこらしてあり、避難と救援の拠点として申し分のない公園ですが、3年〜5年かけてつくられる広尾の公園面積は、公園面積2,8ヘクタールの大洲のそれを上回るものです。今後市川市は、どんな公園にしたいのか、地域住民の意見を聞きながらつくっていくことになります。

 そんなにお金をかけて借金して大丈夫かと思われるかも知れませんが、私の財政診断では、市川市には十分これに耐え得る財政力を持っており、議会でも市民のためになる必要な投資があれば、起債を発行(借金)してでも大胆にやるべきだ、と質問してきましたが、まさに市長がその英断を下したわけです。今後は事業費の4割を国が補助する「街づくり交付金」の獲得に向け、最大限の努力をするよう、市川市に対して求めていきます。行徳・南行徳から橋を渡らずに歩いても行ける防災公園の建設は市民の安心と憩いに大きな意味を持つものだと思います。


○9月議会で私が行った一般質問は次の通りです。

1)市民の安全確保に万全を期せ
 この間の通常国会で国家の緊急事態に際して国民を保護するための「国民保護法」が制定されました。いわゆる有事の際に備えて、国民の保護のため国が基本方針を定め、国・地方自治体ともに対策本部を設置し、地方自治体は計画を策定、これに基づき国民を避難させ、救援する体制を整備するというのが法案の骨組みですが、@市川市もこれを受けてしっかりとした条例を制定するべきではないか、A国の法体系では災害対策基本法と別々になっているが、有事であろうが自然災害であろうが非常事態に対処するための体制は一本化されていなければならないと指摘し、「条例制定にあたっては、あらゆる非常事態に対応できるような基本指針を策定する」との答弁を引き出しました。

2)自分の税金をボランティアのために使える制度について
 市川市では、平成17年度よりボランティア団体、NPOなどの団体が行う公益的な事業に、個人市民税の納税者の選択により、納税者自らの納税額の1%相当分を支援することができる「市民活動支援制度」を創設することで検討を進めており、12月議会にも提案すべく準備中です。市民が自分の税金の一部をボランティア団体を育てるために使うことができるというこの制度は全国にも前例がなく、もし実現するとすれば画期的なことなのですが、今の法律で許されるぎりぎりの線で制度を仕組もうとしています。もし条例を制定してこれが違法であるということになれば大変ですから、この点について、市長の予算編成権との関係、普通税が目的税化する問題、税額控除制度との関係、議会の議決事項との関係などを質しました。市川市からは、「地方自治法や地方税法などの規定に照らして問題はなく、総務省とも調整しながら条例づくりを進めていきたい」との見解が示されました。

3)子育て支援策の充実を
 私は昨年の12月議会で、国が平成16年度に新規事業として計上した「子育て支援総合推進モデル事業」のモデル地域をめざすべきではないかと指摘しましたが、市川市ではこれを受けてモデル地域に立候補したところ、見事に指定を受けることになりました。これで子育て関連の国の補助がもらいやすくなりますが、このメリットを積極的に活用すべきではないかとあらためて市川市に求めました。また、小学校の空き教室を子供たちが自由に遊ぶことのできる空間として提供する「ビーイング(子供の居場所作り事業)」について、現場で実際に活動しておられるボランティアの方々がやりやすい仕組みになるようにすべきだと要求しました。

4)猫実川に歩道橋の設置を
 市川市と浦安市の境界を流れている猫実川に、塩浜体育館から浦安市に渡れるような歩道橋を建設してほしいとの陳情書が、市川市民、浦安市民から議会に提出されました。残念ながら採択されずに継続審議扱いになりましたが、この要望を実現すべく、市川市に対して行政境問題に積極的に取り組むべきではないかと求めました。今後とも要望実現のために努力してまいります。

過去の議会報告 市営住宅審議会
 平成16年6月定例会 平成16年2月定例会 平成15年12月定例会  決算審査特別委員会
  平成15年9月定例会  平成15年6月定例会